アレキサンドライトの評価基準は大きく分けて４つあります。
・色　・透明度　・大きさ　・テリ（輝き）です。
それらについて、できるだけ簡単にご説明させていただきます。

アレキサンドライトは鉱物学的にはキャッツアイで知られるクリソベリルに属します。

ロシア皇帝から名をちなみ、「皇帝の宝石」「宝石の王」などと言った異名をとってきました。

通常光では青緑、光源が変われば赤紫に変色をする珍しい宝石でその希少性の高さから、
コレクター垂涎の逸品としても有名です。

アレキサンドライトの色は緑～青みがかった緑、白熱光のものでは紫色～赤色までありますが
最高品質は深い青緑色を持ち、鮮やかな赤へのハッキリとした変色が見られるものが高く評価されます。

アレキサンドライトの産地で最も有名なのがロシア、光源下によって変色効果がハッキリと出るのが特徴ですが
インクリュージョンが多いものが殆どとなり、その透明度が高いほど価値が高くなります。

ブラジル産は透明度が高いことが特徴的で変色性もはっきり出る個体が多く、
近年ではブラジル産アレキサンドライトの評価が上がり、高値で取引されます。

スリランカ産は大きなものが採れることで有名ですが他の産地に比べると変色性が弱く
黄色がかったグリーンの色合いとなり価値はロシア、ブラジル産に比べると低くなります。

アレキサンドライトは鉱物学的にはキャッツアイで知られるクリソベリルに属します。

これはダイヤモンドと同様でインクリュージョンが少なければその価値は高くなります。

キズの有無、透明度によって価値の影響も左右すると考えてよいです。

ほとんどのアレキサンドライトは1カラット未満となり、
1カラットを超える大きさになればその価値も大きく変わります。

元々希少性が高い宝石ですので、0.3ct程の小粒であっても質により高値がつくことも多い宝石です。

また上記でお伝えの通り、スリランカ産は比較的大きいものがとれますが
質はやはりロシア産、ブラジル産に劣るため大きな価値はつきません。

以上でアレキサンドライトの簡単な価値についての説明は終わりますが、
本当はまだまだアレキサンドライトの世界は奥が深く、
皆様にお教えしたいことが沢山あるのですが、それはまた査定の機会に。

お買取り査定でお持ち頂いたアレキサンドライトに関して、ご不明点があれば何なりとお聞きください。

ここには書いていないような裏話や知識もお教えしちゃうかもしれません。　では失礼します。